中小企業向けのクラウドERPを比較する

中小企業向けのクラウドERPを比較する ERP・基幹システム
中小企業向けのクラウドERPを比較する

今回は中小企業向けの ERPを比較する をいった比較記事を書いてみたいと思います。比較といっても各製品を比較するものではなく、ERPとその他のシステムなどを比較して、クラウドERPの優位性を少しでもお伝え出来ればと考えています。

オンプレミス型かクラウド型か

まずは、オンプレミスかクラウドかという2択から選ぶ場合についてです。こちらの話題については以前取り上げていますので、そちらの記事も参考にしていただけると思います。
クラウド型ERP か オンプレミス型 かおススメはどっち?

まずは、これから導入を検討されるのであれば、クラウド型ERPで問題はありません。ただし会社の仕組みや方針、特別な環境で条件が厳しいのならオンプレミスを選択しないといけません。しかしながら自由度、セキュリティ、価格で比較すると圧倒的にクラウドがお勧めになります。

機能面で比較

続いて機能面で比較していきます。中小企業向けクラウドERPと言っても得意分野の機能がそれぞれありますので、今自社にとってどの機能がMUSTなのか、またどこまでの業務をカバーしていきたいかによって製品を比較していきます。

在庫管理につよいERP

まずは、在庫管理に強いクラウドERP です。キャムマックスのように複数倉庫との連携や、セット商品の管理、WMSの機能を持ち合わせているERPがお勧めです。 仕入れなどの業務負担でお悩みの場合はまずはキャムマックスのような在庫管理に強いERPから検討してみてください。最近では多通貨も対応するアップデートの発表があり、輸入仕入れなどについてはかなり便利になるのではないでしょうか。

財務会計に強いERP

こちらは会計システムなどの機能に強いERPとして、マネーフォワードなどがあります。これまで弥生会計システムなどがメジャーでありましたが、会計システムもクラウド化が進み、ERP化したソフトウェアが増えてきました。 もちろんさきほどのキャムマックスのような在庫管理に強いERPにも会計機能はついております。 逆に財務会計強いERPなどでは、在庫管理システムなどが標準機能としてついていなかったりするので、選択される際には注意が必要です。

販売管理に強いERP

見積、請求書、納品書などを管理する販売管理機能に強いERPもあります。こちらは基本はどのERPにもついています。またどちらかというと販売管理機能は必須の機能でもあります。2022年1月から施行される電子法についても、各種帳票をクラウド管理するシステムとしての効果が期待できるからです。またリモートワークが進んだことで従業員がそれぞれの場所で営業成果を入力、更新出来るといった利便性もあります。

価格で比較

続いて価格でクラウドERPを比較した場合です。価格については、上記の機能面の比較とあわさる部分が多いのですが、ERPと謳っているシステムでの最安値は月額3,000円程度のものがあります。ただこれはあくまでも、機能を一つだけに絞ったような使い方をする場合です。例えば、会計システムの領収書管理だけ。などです。その場合、システム自体はERPなのですが、実質使える部分が会計機能だけとなると、本当の意味でもERPではなく、ERPの良さが十分に活かされないということがあります。

ですので、相場でいうと、やはり月額7万円のERPあたりが、在庫管理、販売管理、財務会計、EDI、仕入れ管理などが利用できるものになるかと思います。

月額7万と聞いて、高いとおもわれるかもしれませんが、上記で述べた管理機能システムを一つずつ契約したとしても、おそらく4~5万になると思います。 少し安くなりますが、バラバラのシステムを利用するともちろん連携が出来ません。連携させようとすると追加費用も発生します。またCSVの項目が違うため、連携がしにくく、従業員の負担もあがってしまうという悪循環もあります。 ですので2~3万程度、ERPの方が高いとしても、それは生産性を考えた目線ですと、3万程度で業務効率があがるなら、アリという答えになります。

システム会社の規模、知名度で比較

最後にクラウドERPを開発している会社の比較です。今インターネット上で確認出来るだけでも20社以上はあります。そこには大手企業の名前から、中小まで様々です。また大々的な広告戦略をとっている会社から、リスティング広告などでインターネット上で集客をしている会社が多いです。

こちらについてわかりやすくいうと、聞いたことがある会社のERPは高い、逆に知名度でおとる中小企業のERPの方が安いという結果になっております。 ひと昔前までは大手ソフトウェア会社が、大手企業に対して販売していたERPが、今ではクラウドサービスとなり制作工数も下がったことで、制作できる会社が増え、中小企業にむけ導入しやすい価格設定になっています。決して安いからダメということはりません。Saasビジネスとなるので、安く設定した金額でも長くご利用頂ければ、開発会社の利益にもなりますので安く品質の良い商品を常にアップデートを続けていくということです。

まとめ

今回は、中小企業向けにERPを比較するための参考にして頂く記事でした。 価格、機能、知名度など様々な部分から取捨選択を行っていかれると思います。

こちらの記事のまとめとしては、 月額は7万程度、特化している機能を持つERPより、幅広く業務カバーできる仕様、大手のシステム会社にこだわることなく、中小企業で価格が安いクラウドERPがおすすめです。

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