今回は多くあるERPの中、なるべく費用をかけないで利用し続ける為にオススメなERPについて記事にしたいと思います。結論から申し上げますとノンカスタマイズで使えるクラウドERPがおススメです。なぜ、ノンカスタマイズがおススメなのかをご紹介していきます。
ノンカスタマイズのクラウドERPのメリット
それではノンカスタマイズで使えるクラウドERPについてメリットなどを述べていきたいと思います。
価格
まず大きなメリットとしては、ノンカスタマイズと謳っているものに関しては、現状必要とされている業務システムが最初から使える機能としても盛り込まれています。ですので機能の少ない安いERPを導入し、使っている中で費用をかけていくよりも最終的にコストも安く持てるという価格のメリットがあります。月額コストでいうと月額7万円程度で、社内における全ての業務をシステム化出来ると考えると大変コスパのよいものとなります。
機能
機能面は、最初から充実しているので、今後導入しようとしていた新しい業務システムなんかも、導入せずに十分ERPだけで賄えるというパターンもあります。主に販売管理、購買管理、売上管理、在庫管理、財務会計などが使えますし、もし既存の業務システムとの連携をさせたいという場合でも、CSVを使い連携することが容易いです。ノンカスタマイズの強いところは、機能はフルで使えるので業種業態問わずに使えるというところもメリットです。逆にいうと全く利用しない機能までついてきてしまうのですが、それは使わなければ良いだけなのでデメリットというまでもないでしょう。
導入までの期間
ノンカスタマズERPについては、もうすでに完成形として製品になっているため、導入までの期間が非常に短いものになります。 カスタマイズ前提ですと、開発までに数か月の時間を使い要件定義を行い、そこから開発6か月などがかかってしまうので、実際のリリースには1年ほどかかってしまう場合もあるのですが、ノンカスタマイズですと極端な話、契約後すぐに利用出来るので、急ぎで社内をシステム化したい中小企業にはお勧めです。
アップグレード
ノンカスタマイズであっても、きっちりバージョンアップや新機能もされていきます。セキュリティ面を強くしたり、ユーザーからの声を拾ってその機能を実装し、全てのユーザーが利用出来るようになったりとこちらもメリットが大きいです。
カスタマイズ前提のERPを選んだ際の注意点
ノンカスタマイズで使えるクラウドERPはおすすめなのですが、どうしても仕様が合わないという場合にはカスタマイズの出来るERPが必要になってきます。
選んだERPの機能面の問題
まず熟考し選ばれるERPなのですが、いざ導入し、事業も大きくなるにつれて、今の仕様ではどうしても業務がサポート出来ないレベルになってしまうことがあります。例えば、小売り業界でいうと、元々ECショップだけだったのに、楽天やAmazonにも出店することになった、といった場合、販売管理システムの機能として、複数店舗管理機能が必須となってくるのですが、その機能がついていなくて、カスタマイズをする。もしくは、複数店舗管理の出来るシステムへリプレイスしないといけないといった問題が発生します。このような事業形態の発展とともに、既存のシステムでは太刀打ちできなくなり、カスタマイズする必要が出てきます。
価格が高くなる
カスタマイズをするとなると費用がかかります。2パターンありまして、まずはカスタマイズ費用です。カスタマイズ可能というシステムは、あくまでも可能なだけで費用はその都度、仕様によって変動します。その為思いもよらないほどの高額なカスタム費用がかかる場合があります。
もう一つはオプションのように、事前に用意されている機能をアドオンしていくパターンです。こちらのタイプは仕様に併せて、製品会社すでに開発済みのプラグインのようなもので、それをセッティングしすぐに使えるといったものです。この場合すぐに使え、費用も比較的安く出来ますが、月額費用が上がるパターンが多いので要注意です。気が付けばシステムだけに月額10万以上かかるようになっているといった場合は見直しが必要になるでしょう
さいごに
いかがでしたでしょうか。今回はノンカスタマイズERPのメリットについて記事にしてみました。可能であればカスタマイズ前提ではなく、メリットの多いノンカスタマイズで利用出来るERPをオススメ致します。どうしてもカスタマイズ前提の製品ではないといけないということはありませんので、ERP導入の際はノンカスタマイズでどこまで充実した機能を搭載しているのかをよくご覧になってください。
また、既存で利用している基幹システムがカスタマイズばかりで高額な維持費になっているということであれば、すぐにでも中小企業向けクラウドERPに乗り換えられることをオススメ致します。