2022年はカスタマイズをしないクラウドERPが主流に。

ERP・基幹システム

今回は現在のトレンドである、カスタイズをしなくて使えるクラウドERPが主流になってきているという話題をご紹介したいと思います。クラウドERPの市場については2021年は少し停滞気味でありましたが、2022年からは徐々に持ち直してきています。まさに、DX,クラウドといった世間の流れにあった業務システムであることで、今後も導入されていく中小企業が増えていくことが予想されます。

発展していっている理由

クラウドERPがなぜ発展していっているかという理由ですが、大きくはDX化がもたらしたと言っても過言ではないと思います。昭和、平成と時を経て、働き方や、物事に関する考え方が大きく変わってきました。以前のERPは決して安価なものではありませんでした。その為、導入してもすぐにシステムの切り替えというわけにはいかず、10年、20年と利用されている企業が多く存在します。その時に導入されていたレガシーシステムについては、もう今の時代では使えない、使えるがそれが足かせになり、業務効率が上がらないといったものになってきております。
その為クラウドERPへリプレイスするというタイミングに来ているのかもしれません。
またそれに併せて、現在はパッケージ化されているクラウドERPが比較的安価で利用出来るようになってきているので、導入する企業が右肩あがりになっています。

クラウド、オンプレミス、どっち?

ERPを導入するとなったあとに出てくる分岐点としては、クラウドタイプかオンプレミスタイプかの二択になります。世界的にみても、圧倒的にクラウドが多く、クラウドの方がメリットが多いのは一目瞭然なのですが、今でも国産のベンダーではオンプレミスを開発し続けている会社もあります。理由としては、エンドユーザーがクラウドに抵抗がある、販売代理店がクラウドの知識をつけずにオンプレミスで販売しているといった理由からです。いずれにしても明確な理由があるというわけではなく、変化を好まない、新い知識をつけれず時代に乗り遅れているといったものになります。しかしそうはいっても、大手企業はもちろん、オンプレミスからの脱却を初めており、クラウド化が進んでいます。またこれからあたらしくERPを導入する企業も、少し調べると専門知識がなくてもクラウドが良いことがわかります。オンプレミスに絶対的な理由がないのであれば、オンプレミスをわざわざ選択する必要はないでしょう。

カスタマイズは不要。すぐに使えるクラウドERPのメリット

システムを導入するとなると、システム会社との打合せを繰り返し、開発をすすめ、何度もテストを行いリリースは結局2年後、なんてイメージがあるかと思います。もちろん社内の業務が複雑化しており、どうしても業務フローを変えられない場合であれば、そういったパターンも考えられますが、現在主流のクラウドERPであればそういったことはありません。基本製品としてすでに出来上がっているので、カスタマイズする必要はなくそのまま使えるのです。その為、極端な話、契約後翌日から利用出来るといったクラウドERPはございます。
これも企業が考え方を柔軟に今の時代に合うように変化してきたからだと思います。前までは自分たちの業務フローに合う、システムを探し、なければそれ専用に開発をして独自システムで管理するといった流れだったのですが、現在は、パッケージにあんっているシステムがあるのであれば、そのパッケージに併せて自分たちが業務フローを修正し合わせにいくといった流れになってきたからです。
結局カスタマイズを行ってしまうと、また時代の進化した際に併せて追従する機能を追加してとなっていくので、これまでのオンプレミスと変わらないことになってしまいます。
そこでパッケージ型に併せて業務を行うことによって、時代、世間の一般的な業務フローを習得することが出来き、業務が洗練されていくのです。カスタマイズが発生するということは、一般的な業務フローでなくなってしまっていることが考えられます。ですので、ぴったり合うシステムというのはないのです。しかしパッケージ型でありますと、どの製品でもある程度同じことが出来ますので、仮に導入したシステムが使いこなさせないとなった場合であっても他のパッケージ型のクラウドERPを選べばリカバリーが可能になります。ですので、選択するクラウドERPの主な機能などを事前に調べておき、製品元に確認しながら導入まで行えばそこまで大きな失敗をすることは可能性としてかなり少ないのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は2022年は、どうしてカスタマイズをしないクラウドERPが主流になるのかを紹介させて頂きました。
業務フローはなるべく時代に変化できるように整えておけば、時代に合わせたクラウドERPなどのシステムを選択できる幅が広がります。

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