今回はどのようなERPを選べばよいかを軸にお話しをしていきます。現在国内の製品だけでも20以上の会社がERPを開発、販売されています。もちろん企業規模に合わせて、大企業向けや中小企業向けになっていて、機能面、価格面と様々です。こちらのブログでは中小企業向けのERP情報発信サイトとして、運営していますので、今回は中小企業向けERPについて選び方などのご紹介を出来ればと思っております。
価格? それとも機能?
導入を検討される際、まずこの2択で選ぶ製品が大きく変わってくると思います。例えば、初期投資で数百万で検討されている場合や、なるべくミニマムで導入したいというご希望もあるかと思います。ただERPについては、価格を抑えたから、機能が貧弱になる。というようなことは決してありません。むしろ低価格でも、高額なERPと遜色ない場合もあったりします。
機能で選ぶ
ERPは、複合的な管理システム機能が一元で出来るということが大前提です。システムというのは会社の基幹になるシステムのことを指しますので、お金の動き、製品の販売、仕入れ、経費、人件費計算などを会社のお金を管理するための多くのシステムが混在しています。その中で法改正があるので常にシステムもバージョンアップをしておかないと、どんどん古びたシステムとなり、従業員からは『使いにく』というレッテルがはられてしまいます。現在では、クラウド帳票やERP、従業員が外にいるときに、レシートをスマホでとってそのまま経費精算が出来る。などオンライン化がかなり進んできています。そこでどの機能が会社にとって必要かを吟味しないといけません。
- EDI クラウド帳票
- 在庫管理
- 販売管理
- 購買管理
- 財務会計
- 売上管理
- 経費精算
- 確定申告
- 人事管理
- スケジュール管理
- ドキュメント管理
ざっくりあげだだけでもこれくらいの量になります。これを一元化できるERPってやっぱり凄いなですね。
この中で必要だな、と思われる機能はいくつございましたでしょうか? 既存のシステムを入れている場合は別としても、『全部入ってる方が良い』と思われる方がほとんどだと思います。
ERPといっても、各会社ごとに、ERPの定義の違いや、得意、不得意が必ずありますので機能から選ぶときは、まず候補になる製品のホームページの熟読、資料請求、営業からの案内を必ず受けたうえで選びましょう。
では、全部機能をいれればどうなるの?という話になります。
価格で選ぶ
実は今回のブログのメインテーマはこちらになります。上記で機能から選ぶ際に、いくつか『これとこれはほしい!』なんてイメージと同時に、「すごい高くなりそう・・・」というご不安な部分も出てこられたのではないでしょうか?
ERPの価格については、冒頭でもお伝えしたように、機能が充実しているから高い!というわけではないんです。
実際は、そこの会社の開発にかかる経費、維持する人件費が必要になるので、大きなシステム会社ほど、価格が高いということです。逆に言いますと、大手だから安心、その安心をお金で買うという考え方も間違いではありません。 しかし、中小企業の方は、例えば、初期投資300万、月額25万 なんて金額を提示されたら、ERPの導入諦められるんじゃないでしょうか? 正直そこまで高いERPは中小企業には不要ではないかとすら思います。 もともと、大手企業が使うシステムだったこともあり価格が高い設定のままであるんですね。だから驚くような価格のERPは多く存在します。
だからこそ、まずは低価格なクラウドERP から検討を始めてください。安くても機能は十分充実しています。上記で述べた機能もほとんどが実装されています。それでも機能面が足りない、セキュリティー、サポート体制が不安、となれば、少しずつ高いERPの検討を始めて頂ければと思います。
中小企業様であれば、安いクラウドERPでも十分に力を発揮出来ますのでお勧めです。
まとめ
今回は、ERPを『価格えらぶか?機能で選ぶか?』 について記載いたしました。結果としては、価格で選ぶということです。
・まずは安いERPを探す
・機能が不足していると感じるなら、少し高いERPを検討してみる
・元々大企業向けだったので、そもそもが高い
・ただ多くの会社が参入したことで価格は安くなっている。ただし高機能
・さらにクラウド型ERPにより、さらに安くなってきている
これからERPを検討される際は、必ず『安いERP』もから検討をすすめてください。
Googleなどで ”格安ERP” ”クラウドERP 安い” などで検索すると、価格に特化したERP比較サイトなども見つけられます。
いずれにせよ安いERPであっても、会社とマッチングしないと意味がないので、導入には慎重に。まずは資料請求やデモなどをご覧頂くことをお勧めいたします。