今回は クラウドERP と SaaS の関係 を記事にしてみようとおもいます。 クラウド も SaaS も最近良く耳にされるのではないでしょうか? 今のシステムの主流として様々なシステムに用いられている言葉になります。それらの言葉の意味も含めてこちらで説明していきます。
SaaS ( サース )とは?
まずは 基本的な内容説明していきます。 読み方は サース になります。 こちらは4つの英単語の頭文字を組み合わせたものになります。ですのでこれが単語というわけではありませんので単語のご紹介を致しますと Software as a Service になります。 直訳ではないのですが、意味としては、必要な機能を自分たちで決めて、その決めた必要な分だけを利用出来るソフトウェアのサービス。 といった内容です。
意味だけで考えると少しヤヤコシイ部分がありますので、もっとかみ砕きますと、インターネットを介して使うシステムのこと。とイメージして頂ければよいです。それはスマホにいれられているアプリであったり、会社のシステムであったり、それら指します。(全てではないのです)
Paas IaaS などもある
上記で述べたように ソフトウェア に関しては サース がが全てというわけではないです。
Platform as a Service の パース や Infrastructure as a Serviceの イァース というものがあります。今回はパース イァース についてはそこまで詳しく覚えて頂く必要がないので、またの機会に説明致します。
ソフトウェア は 5大要素
ソフトウェアにはあまり一般の方にはイメージがつきにくいのですが5大要素によってなりたっています。
▼ アプリケーション
▼ ミドルウェア
▼ オペレーティングシステム(OS)
▼ ハードウェア
▼ ネットワーク
さらにいうと、この並びが重要であり アプリケーション (私たちが触る部分) から下の部分がなくなると サース とは言えません。それ以外では先ほど述べたように PaaS や IaaS があります。
クラウドERP は Saas ということ?
今回の本題ですが、 クラウドERP が サース なのか?ということですが、
クラウドを利用しているので、インターネット上で様々なデバイスからアクセスが出来る 基幹システム です。 ネット上で、個人の デバイス からシステムにアクセスが出来て、 EDI や 帳票が 電子保管 出来る、同じネットワーク内でのメッセージのやり取り、掲示板の書き込みや閲覧など、このようなものがSaaSとして捉えられる部分です。 基幹システム を クラウド で利用できる。まささに クラウド型ERP は サース ということです。
SaaS っていつから?
サースという言葉が、IT業界から世間に普及していったのは2006年ごろと言われている。これも今回の議題と密接している部分、 クラウドコンピューター 本サイトでは クラウド と呼んでいるのが その普及が始まったタイミングとほぼ同じで、クラウドに乗せれるソフトウェアということでSaaSという呼称で呼ばれることになりました。
その後、2009年あたりから、本格的に様々なシステムが展開されていくことになり、リーマンショックの影響から、中小企業 を含めた多くの企業が経費削減に本格的に動くことになりました。いわゆるオンプレミス型から、クラウド型への変革期となったのです。
そこから、日本のソフトウェア会社も「当社の製品はクラウド型で~」や「SaaSとしてご利用いただけます」などの売り文句が多くなり、ようやく近年「クラウド」という文字や、意味を理解する人が一般的にも多くなった。という流れがあります。
ちなみにですが、SaaSという言葉が一般的になる前は、 ASP という言い方をしておりました。
また、2008年には 経済産業省 より SaaS向けSLAガイドライン が発表され、より一般的に安心して使ってもらえるために、開発にあたる上での環境整備もされました
まとめ
いかがでしたでしょうか? 最近よく耳にするSaaSやクラウドとの関係について少し理解を深めていただけたでしょうか。おそらく今後数十年、いや数百年とソフトウェアの中では常識的な言葉になると思います。この言葉と意味を知っているだけで、システム投資で、どのシステムを導入するか、この ERP はクラウドなのか?オンプレミスなのか? などの判断基準としても大変役に立つと思います。