今回は、会計ソフトの弱点をクラウドERP・基幹システムで補えるかについて記事にしていきたいと思います。こちらのブログを書いててよく質問を頂く内容として、「会計ソフト」があるのに基幹システムを新しく導入しないといけないかどうか?ということです。結果としては、会計ソフトをすでにご利用頂いている場合でも基幹システム・クラウドERPは導入することをオススメ致します。こちらの記事を参考にし検討してみてください。会計ソフトなどの詳細については、中小企業向け財務会計システムのブログをオススメ致します。
会計ソフトだけでは不十分な理由
今回は、クラウドERP・基幹システム導入を前提に検討されている方向けの内容になっていますので、全ての中小企業の方に当てはまる内容ではありません。ただ一般的に中小企業であれば会計システムの他に様々な業務システムを導入されているかと思います。よくあるのは、販売管理システム、倉庫システム、在庫管理システムなどが一般的かと思います。ですので、会計ソフトしか導入していないよという中小企業については、今後会社が大きくなるにつれて、様々なシステム導入を検討されていくことになると思います。そこで登場するのがクラウドERP・基幹システムになっていきます。その導入するまでの流れをお伝えしていきます。
会計システムだけの弱点
会計システムだけの運用方法でありますと、会社の収支などは確認出来ますし、請求書などの整合性チェックなど会計事務をサポートするには十分な機能が携わっております。会計ソフトとよばれるシステムも年々増えてきておりますので、システム自体のレベルも上がってきています。ただ会計ソフトと呼ばれるものは、あくまでも会計部分でしかサポートとして役に立たないというデメリットがあります。もちろん業種業態によっては、それで十分という場合もあるのですが、一般的にはお商売をされる中でもっと上流の工程でシステムを導入することの必要性が出てくることがあります。例えば、卸業や小売業といった業種ですと、必然的に在庫を持たないといけません。そうなると在庫数の管理、在庫資産などの把握も必要になってくるわけです。システム導入に消極的な中小企業であると、このような部分はアナログ管理をされていることが多く、その手作業で打ち込んだエクセルシートや手書きシートを見ながら会計ソフトに打ち込んでいくといった作業が発生していまいます。要は、会計ソフトや財務会計システムだけでは、会社全体の流れをシステム化することが出来ないというデメリットがあります。
会計ソフトのデメリットを消す方法
これにも方法があります。会計システムも近年クラウド化になったり、様々な業務システムとの連携が可能になってきています。これまでですと独立していた立場だったものが、販売管理システムや在庫システム、人事労務システムなどとAPI連携が出来るようになったことで、これまでの二重入力や二重チェックなどの人為的な作業が減らすことが可能になります。ですので、すでに会計ソフトを入れていらっしゃる場合、どうしても販売管理システムだけ新しくいれて運用したいという場合ですと、既存のシステムと新システムが上手く連携出来る仕様になっているかを重々確認のうえ、導入して頂ければ、会計システムの利用する幅が広がる結果になると考えられます。
クラウドERP・基幹システムの強み
近年のクラウドERP・基幹システムについては財務会計機能が大変充実してきています。中には、ERPとして謳っている製品も中を見ると、実際はほぼ財務会計システムであるということも増えてきいます。そして何より安価であるため、これまでのオンプレミス型の会計ソフトよりも導入費用も安く月額も安いので安心して使える製品が非常に多くなってきております。
クラウドERPで全て解決
結論から言いますと、会社にすでにある会計システムを残したまま、様々な業務システムを導入していきたいとお考えの場合は間違いないく一つのシステムで一元管理する方が良いです。その為、会計システム以外に一つでもシステムを増やそうとしている場合はクラウドERPや基幹システムと言われるものを導入してください。 クラウドERPなどでは財務会計機能はもちろん、販売管理、在庫管理、仕入れ管理、倉庫管理、人事労務など全てが一つの管理画面で作業が行えるため、データの受け渡しなどの無駄な作業がほとんどありません、また同じ内容を二重で入力するといったこともありません。
また費用に関しても近年のクラウドERPなどは本当に安く利用が出来ます。会計機能だけを利用するならば月額5,000円くらいで利用できるものもあります。ですので、既存で高いオンプレミス型の会計ソフトよりは、クラウドERPにリプレイスを行い、総合的な業務システムとして利用することをオススメ致します。